羽衣シルクガーゼレギンス 商品開発ストーリー

羽衣シルクガーゼレギンス 商品開発ストーリー

冷えとりをはじめるきっかけには、一人ひとりの“物語”があります。

何かの雑誌やTV番組、SNSなど発信されたものを見て「冷えとりってなんだかよさそう」と興味を抱いたり、家族や友人からおすすめされたという方や、
「妊活中に出合って本格的に」「婦人科系の病気から行き着いた」など、
人生に関わるような身体や心の不調から「冷えとり健康法」にたどり着く方もいらっしゃるようですね。

くらしきぬで働くスタッフEは長年にわたる悩みから「冷えとり」に出会いました。
20年前から続く、自身のアトピー性皮膚炎との付き合い。
辛く長い時間を過ごしてきた中で症状が改善する術がないかと日々模索。
コツコツと冷えとりを継続してきました。

今では冷えとりのない生活は考えられない!と、
冷えとりの力を信じて実践してきたスタッフ。
そのスタッフの想いを込めた新しいアイテムが誕生します。

今回は、くらしきぬの数々の冷えとりアイテムをはじめ、新作「羽衣シルクガーゼレギンス」が生まれるきっかけともいえるスタッフの体験談、
先日訪問した、裁断と縫製を行う工場の様子を少しだけご紹介します。

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現在、私のアトピー性皮膚炎との付き合いも20年以上になりました。
子ども時代には大した自覚のない程度のアトピー症状が一人暮らしを機に一気に症状が出てしまいました。

それまでは季節の変わり目に皮膚の柔らかい部分、肘と膝の裏に痒みが生じる程度。
季節がしっかりと移り変われば気にならなくなるのを毎年繰り返していました。

それが大学入学したの年、18歳のときに一気にアトピー性皮膚炎が悪化してしまいました。
メイクを覚え、大人の仲間入りをして楽しみたい!と考えていた矢先のことでした。

春先だったこともあり、季節の変わり目特有の皮膚の痒みかな、と思っていたら毎日のように増す痒み。
最初のうちはどうにか我慢をしていたのですが、我慢の反動か寝ている間に掻きむしってしまっていたよう。
朝、起きるとシーツやインナーに血の跡が。
背中や腰が血だらけ、爪の間に血が詰まっているような日々が続きました。

あまりの痒みに眠れず、大学に通うことさえもままならなくなりました。
酷かった箇所は顔の頬、首の後ろ、背中にお尻。
特に顔については火傷のようなケロイド上にただれ、腫れ上がり、「肌トラブル」があることが一目瞭然….

あまりの痛々しい見た目に外に出ることさえもできないような状態になってしまいました。
「どうして自分だけこんなに辛い思いをしなくてはいけないのか」
他人の目がみんな、自分の腫れあがった傷跡を見ているような気がして目を合わせることさえもできず、
誰にも会いたくない…と閉じこもる日が続きました。

 

そんな生活を送っていたある日、信頼できる皮膚科医との出会いがありました。

まずは外用薬と内服薬による対症療法をとりました。
一進一退、すぐに劇的な改善はありませんでしたが、時間をかけて少しづつ薬を減らしていくことを目標に取り組んでいきました。
そして、薬の対処療法と並行していい加減だった食生活の見直しを行いました。

恥ずかしながら実家を出て、一人暮らしをしたことで、コンビニ総菜やカップラーメンなどで食事を済ますことが多々ありました。
厳しい家で育った反動でしょうか、そんな暮らしに少し憧れもありました。

そんな生活から一変、一汁一菜でいいから出汁をとり、野菜を中心とした和食に切り替えでいきました。
一人暮らしを始めた当初は面倒に感じて億劫だった自炊も、掻きむしる日々を思えば難なくチャレンジすることが出来ました。

少しづつ生活を整えていきましたが、よくなったと思い、食事を簡単に済ませたり、不規則な生活になるとすぐに症状に現れました。

特に目に見えて悪化したのが就職したての頃でした。
お付き合いの中でお酒を飲む機会が増え、分かりやすく飲酒後は急激に悪化してしまいました。
最初のうちは原因がわからなかったのですが、心当たりが飲酒しかないと思うことが続き、飲酒を辞めたことで改善するようになりました。
今も飲酒は年に数回あるかないか程度、あの辛さがよみがえるのならばもうお酒は不要です….

症状に一喜一憂しながらも、一番酷い状態から3年経つ頃に、ほぼ薬が不要になりました。
気が付けば、一気に症状が悪化してから5年経っていました。

 

今だからこそ、振り返るとわかることがあります。
ストレスもアトピー性皮膚炎を悪化する原因のひとつ。
初めての一人暮らしをはじめ、就職した新しい環境も、思った以上にストレスで負荷がかかっていたにも関わらず、
乱れた食生活などアトピー性皮膚炎を悪化させるような危険因子ばかりだったように思います。

そんな日々の中で生活を改善したいと実践したのが半身浴でした。
シャワーで簡単に済ませていた入浴時間、音楽と本を持ち込み、ひたすら汗をかき半身浴をするようになりました。
当時はリラックスすることを目的に半身浴をしていましたが、冷えとりをするようになってからこの選択がとても正しいものだったんだ!と実感しています。

 

私のアトピーが悪化した当時からすでに20年以上の時間が流れました。
しかしながら、現在もアトピー性皮膚炎を完治させる手段はなく、治療は外用薬と内服薬による対症療法がスタンダードとされています。
今も治療の基本は塗り薬の塗布。多少塗り続けていると「治った」ような感覚になりますが、
目に見えない炎症が汗などの刺激をきっかけに一気に悪化するケースもあります。

アトピー性皮膚炎と向き合うためにはセルフコントロールがとても大切で、なかなか完治するのは難しいかと思います。
自分の状態を理解する必要があり、それは冷えとりと通ずる部分が多くあります。
いつでも身体からの小さなサインを見逃すことなく、芽の小さなうちに対処することで日常生活を快適に過ごせるようにしていきたいですね。

 

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最近では、多くの機能性インナー(発熱性や速乾性など)が各社から発売されていますが、
肌がデリケートな方には負担がかかり、乾燥や肌荒れなどのトラブルが起こることも。
そんな、スタッフのような肌のトラブルでお悩みの方には、シルクを使用した靴下や肌着を着用することをおすすめします。

 

シルクの肌着が、昔から愛用され続けているのにはシルクが持っている成分が関係しています。
安価な化学繊維はとても魅力的ですが、天然繊維を使用したインナーを身につければ毎日をもっと快適に過ごせます。
絹糸を覆っているアミノ酸たんぱく質のことを「セリシン」といいます。
このセリシンが人の肌の成分と似ていることから、刺激の少ない理想的な繊維といわれています。
私たちのお肌もアミノ酸タンパク質から成り立ちます。
そう、人も自然の一部であるということを実感しますね。

 

先ほどの機能性インナーを着用すると乾燥しやすいとされている理由の一つが、肌の水分を余分に吸収してしまうためであると考えられています。
これは水分を吸収することによって発熱させたり、蒸発させたりする機能によるものなのです。
その点、シルクは吸湿性に優れ、保湿力はコラーゲンよりも長時間持続するといわれています。
余分な汗はしっかりと吸収しながらも、しっかりと保湿してくれる優しい繊維。

 

これまでも、シルクと向き合ってきたくらしきぬですが……
この春、新しいシルクレギンスが完成しました!
今までの人気商品、羽衣シリーズのレギンスが新しく生まれ変わり、「羽衣シルクガーゼレギンス」として登場します。

乾燥やかぶれなど、肌トラブルで悩んできた経験のある方にぜひ、シルクの肌着を!

新作を訪ねて〜裁断・縫製工場へ
この春、くらしきぬに登場する「羽衣シルクガーゼレギンス」をつくる工場へ行ってきました!

倉敷から車で4時間ほどの緑深い場所へやってきました。 くらしきぬのシルクインナーを多くお願いする工場です。 シルクインナーなど繊細な縫製を得意とし、安心して商品をお願いすることが出来ます。 (シルクは繊細で縫製のセンスと技術を問われるのです!)

今回は、サンプルを元に縫製仕様とカラーの最終的な確認をするため。 生産責任者、開発者、工場の責任者とで打ち合わせです。

縫うといってもただミシンをかければよいというものではなく、素材や縫製箇所によって針の本数を調整(1本だけではないんですね!)したり、その部分にあった縫い方を検討したり。そういった製品にかかわる微妙な采配を自ら提案してくださる頼りになる職人さんたちと話し合いを行います。

縫い代のところに縫ったときの伸びを防ぐためのテープを入れるかどうかなど、着心地を配慮し、細かいところをつめていきます。今回は硬さが出てしまうことで着心地が左右されるため見送りました。

指定したカラー通りに上がっているかをサンプルを見ながら確認。 実際は、ホワイトとダークネイビーの2色を採用! (実はグレーも検討していたんです)

裁断部門では生地を延ばし、裁断準備中。 「羽衣シルクガーゼレギンス」はニット生地。 このニット生地は筒状になって編み立てられます。 この生地を、延反機という機械を使ってまっすぐに整えながら重ねていきます。よく見ると小刻みに揺れていたのですが、そうすることで、重ねた際にずれないのだそう。 機械だけでなく人の手が加わってひとつの工程が進められています。 重ねた生地の上にパターン(型紙)を乗せてCAM(自動裁断機)で裁断。 こんなに厚みがあっても、寸分違わずパターン通りに裁断されています。 商品によっては手で裁断することもあります。

どんな場所にもいえることですが整理整頓が重要。品質管理のために、乱雑になりがちな道具や資材はあったところに戻すのが基本とのこと。

続いては縫製ルーム。 裁断場所とは別の場所にあります。 テニスコート一面分ぐらいの広さの場所にゆとりを持ってミシンが設置されています。この日は、8人の縫い手がせわしく滑らかに動いていました。

裁断した生地を縫製していきます。くらしきぬのシルクインナーは、生地が薄く柔らかいのでつっぱたり、穴が開いたりしないように一針一針、細心の注意を払いながら進めていきます。

「羽衣シルクガーゼレギンス」は極細のシルク糸を使用しています。ふんわりと編んだ薄地のシルク生地を2枚合わせてガーゼを作りました。くらしきぬオリジナルで心地よい肌触り。 ホワイトとダークネイビー(写真)の2色をご用意しています。

いかがでしたでしょうか?

くらしきぬのスタッフの思いからはじまるものづくり。
商品ができるまでには、工場の方々などいろんな人たちのものづくりに対する誠実な姿勢があって出来上がります。
新商品「羽衣シルクガーゼレギンス」をぜひ、手にとって体感してくださいませ。

 

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