「漢方と冷えとりのお話会」を開催しました

8/25(土)、「漢方と冷えとりのお話会」を開催させていただきました。

倉敷で40年以上漢方を取り扱われている寿元堂薬局の北山恵理さんをお招きし、夏の冷えや漢方の選び方など、とても分かりやすく、そして楽しいお話をお聞かせくださいましたので、少しご紹介させていただきます。

今回のテーマは「夏の冷え」だったのですが、北山先生も以前は冷たいものを気にせず摂取し、エアコンが効いた部屋で過ごしていたそうです。
ある日、ガタッと体調を崩した経験から、普段口にする食べ物や飲み物の大切さについてお話しくださいました。

アイスやジュースはもちろんですが、気をつけたいのは生野菜のサラダや果物など。
果物は体に良いイメージですが、体を冷やしてしまうなんて見落としがちですよね。

冷たいものを口にした後は、葛湯を飲んで調整すると良いことも教えてくださいました。
夏の冷えは、江戸時代の漢方医学書にも記載されているそうです。「暑いからといって、涼みすぎたり、冷たいものを食べてばかりいると冷えておこる病気が多い」という指摘があるのだそう。

そして漢方では、「気血水」という考えがあり、冷えはこの「気」「血」「水」の巡りが悪くなると起こると言われているそうです。

気:精神、エネルギー、臓器の働きなど
血:肉体、臓器、血液、ホルモンなど
水:血液以外の体液。リンパ液、消化液、痰、涙など

冷えはむくみにも繋がりますが、舌を鏡で見てみてください。むくんでいる時は、舌の側面に歯型が付いているそうです。
そして、日によって薄い日や、分厚い日など変化があるので、毎日チェックしてみてください。ちなみに分厚い舌はむくんでいるそうです。

お話の後に、ご用意いただいた漢方茶を試飲させていただきましたが、飲んだ後ご参加いただいた皆様が「体がポカポカする」とお話されていました。
私たちにとって漢方は、少し難しく敷居が高いイメージもありますが、こうしてお話ししていただくことで、とても身近に感じることができました。

暑い中お越しくださいました皆様、ありがとうございました。
今後も、たくさんの方に参加していただける「お話会」を企画してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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