ウールは夏に涼しい!?夏に快適に冷えとりするために知っておきたい素材の話

くらしきぬ
4月に入り、日中は汗ばむ日も多くなってきましたね。
これから冷えとりを始めたいと思っている方には
『これからの季節、重ねばきは暑そう』『夏にウールは、、、』と感じている方も多いかもしれません。
しかし実は【ウールは冬暖かく、夏涼しい】スバラシイ素材なんです。
冬はウールのセーター、夏は綿シャツなどを連想される方が多いかもしれません。
しかし!夏もウールがおすすめなのです。

1.ウールが夏に涼しい理由


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ウールの繊維はクリンプと呼ばれる1本1本が縮れた形状をしています。クリンプのおかげで、ウールはしっかりと空気を含み、外との間に空気の層をつくるのです。この空気の層が断熱材となり、外気の暑さや寒さを防いでくれます。
また、熱伝導率が低いため外気からの暑さが伝わりにくいのです。
そう、寒さだけでなく暑さも防ぐのです
ウールは吸収した水分をゆっくりと蒸発させる為、季節を問わず汗冷えを抑えられます。

実は夏も汗冷えで冷えてしまっている方が多くいらっしゃいます。靴下の中が蒸れて、そこから冷えてしまった体験ありませんか?化学繊維の場合、急速に湿気を蒸発させるので気化熱により体温を奪われてしまい、寒さを感じることもあります。
ウールは繊維の内部に水分を保ち、肌に触れる面は蒸れを受けにくく、無駄な汗もかきにくいのです。そのため通気性がよく、着用していると涼しいのです。

2.夏こそウールの冷えとり靴下を




そして実は吸湿性が一番いい素材、それがウールなのです。
ウールはなんとコットンの倍以上の湿気を吸い取ってくれるのです!
巷にある冷えとり靴下の4足セットの多くは二枚目と四枚目が綿のものが多いのが現状。でも、靴下の二枚目は一枚目の絹が吸い出した汗などの水分を外に運び出す重要な役目。その部分が湿っていたらどうでしょう。
だめですよね。

シルクの心地よい肌あたりと季節問わず快適なウール。
夏に冷えとりを始めると、薄手の靴下より、素足の時より、足元から快適に過ごせると実感することができますよ。
夏も冷えは暮らしの中のあちらこちらにあります。夏こそしっかり冷えとりを。
冷えとり靴下と絹の肌着|くらしきぬ
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