【えびこの冷えとりノート Vol.3】さぁ、夢の中へと

「眠れない」という悩み

冷えとりを始めるきっかけのひとつは「眠れない」悩みでした。

わたしは、よく眠る子どもだったのですが、産後の「眠れない」ストレスは本当に大きくて衝撃を受けました...。

毎日、ベッドに入ればすぐに夢の中へと入っていたのは遠い話。産後すぐは不慣れな赤ちゃんとの暮らしのため、眠れないことは仕方がないと思っていました。

でも、気がついたのです。時間に余裕ができたとしても、ベッドに入って「眠れない」だけでなく、「寝付いてもすぐに目が覚める」「寝起きが悪い」「眠ったはずなのに体がだるくて重い」ことに。

当たり前だった「眠る」ことがとても難しくなってしまったのです。

 

眠りは、脳や体の疲労を回復するだけでなく、傷ついた細胞を修復したり、病原体に対抗する免疫物質をつくり、体内のホルモンバランスや自律神経系を整えるためにとても大切なものです。ということは、眠れないことは体の不調に直結します

疲れているのに、なかなか寝付けない。

朝方、新聞配達のバイクの音が聞こえると、目が覚めてしまう。浅い眠りを繰り返し、起床時間になるとだるくて重い体を引きずるように起き上がる。そんな風に一日が始まれば、体調が悪くなるはずですよね。


睡眠だけでなく、トラブルに見舞われることで、「当たり前」だと思っていたことが崩れ去り、初めて「当たり前じゃない」ことに気がつくこと、ありますよね。

わたしが不眠と対峙したことは、体調管理の上でとても大きな気づきになりました。

冷えと不眠の関係性

冷えと不眠、一見関係ないようで大いに関係があるのです。
実は冷えが不眠の原因となりうることをご存知でしょうか?

冷えで体温調節がうまくいかなくなり、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなることで睡眠不調に陥ってしまうことがあるようです。

日中の活動モードである「交感神経」は、夜にはリラックス神経である「副交感神経」に切り替わりますが、体が冷えていることで「交感神経」が優位に働き続けることがあるとか。体温を逃がさないように防御機能として働くそうです。

「交感神経」が優位でも、体温が逃されないならいいじゃない、と思ってしまいそうですが、眠るときに「交感神経」が優位な場合、寝ている間もリラックスできず、眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚める……といったことが起こります。

交感神経は「体を活動的にする神経」なので、この神経が活性化すると眠気も減ってしまいます。休みたいのに、体が休むモードになれない状態になるのです。

つまり体をしっかり休むモードにして眠るためには、冷えの解決が必要不可欠なのです!


寝るときに靴下って履いてもいいですか?

「寝るときに靴下を履いてはいけない」と聞いたことありませんか?

その理由は、靴下を履くことで足が締め付けられて足元の血行不良になるからだといわれています。

そのため、大切なのは就寝時に選ぶ靴下の種類です。冷えとり用の靴下であれば、その点は安心ですよね。重ねて履いても締め付けないようにゆるく編みたてられ、ふんわりと足元を包み込んでくれます。特に、重ねる枚数を調節できるタイプの冷えとり靴下なら、そのときの冷え具合に合わせることができるので、就寝時にピッタリです。わたしの就寝時の足元は通常6枚重ねです。体調が黄色信号のときにはもう少し枚数を増やすことも。

冷えとり靴下 基本4足セット〈しっかり〉

寝るときに靴下を履いていると、なんだかムズムズして脱いでしまう、という人にはレッグウォーマーがおすすめ。

「靴下を履いていれば、枚数が多ければ、大丈夫!」ではなく、ご自身の体と相談しながら調節してくださいね。

 

実は、何度か試しに靴下を履かずに眠ったことがあります。

わたしの場合は、そのたび朝起きてすぐに後悔。体はだるいし、足先を触れば冷たくて。いつもと違うのは靴下を履かなかっただけ、それなのに同じようにベッドに入っても、眠りの質がまったく違いました。

冷えとり靴下はいつだってわたしの相棒なので、手放せません。(でも、たまに試してみたくなる不思議!)

 

快眠のための環境づくり

心地よいものだけを集めたお気に入りの場所、それがわたしの寝室です。

好きな香り、心地よく肌触りの良いパジャマとベッドリネン。おまけにお気に入りのぬいぐるみ。そして、半身浴でほかほかに温まった体があればもう、それは最高の眠りの環境!

わたしの眠るときの服装は、フレンチリネンのワンピースにシルクのレギンスはらぱんロング重ね履き靴下です。レッグウォーマーを足すこともありますが、ほぼ365日同じスタイル(そのため同じワンピースを3枚ローテーション体制にしています)。シルクをはじめ、いろいろなパジャマをいろいろ試しましたが、黄金の組み合わせにやっと出会えました。

特に疲れを感じるときは特別なケアとして、眠る2時間ほど前からスマホを手放し、お香を焚いて寝る準備をします。大好きな香りに包まれた部屋でぐっすり眠れば翌日の寝起きも言うことナシ!と実感しています。

もちろん日中も適度に運動して過ごし、メリハリのある生活を心がけています。(運動は苦手なのでどうにか取り組んでいる程度ですが)

何事もバランス。ひとつひとつ整えて自分の心地よい生活習慣・環境を作っていきたいですね。

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