【冷えとりノートvol.5】食べたもので作られる

「えびこの冷えとりノート」は、元くらしきぬスタッフで冷えとり歴16年のえびこが実体験と共に綴る、冷えとりのあれこれ。

Vol.5では、「冷えと食事」についてご紹介します。

 

体を温める食材、冷やす食材

体が冷えていると、「ついつい外側から温めよう」というアクションを取ってしまいがちではないでしょうか?実は、体の内側と外側の両面からのアプローチが大切なんです。

半身浴をしながらも、食べ物には無頓着!という方もいらっしゃるかもしれません。

食材には、体を温めるものと冷やすものがあり、ざっくりと分けるなら、夏が旬の食材は体を冷やすもの、冬が旬の食材は体を温めるものが多くあります。(通年で食材がスーパーに並ぶのでわかりづらいですが)

また食材に限らず、白砂糖を使用したものは体を冷やしやすいといわれています。

冷えに悩む人たちに推したい食材は、ずばり「生姜」

すりおろした生姜にハチミツと湯を入れただけの、お手軽ホットドリンクなら、簡単に体がポカポカに温まりますよ。かんたん料理なら、卵と生姜のスープ。我が家の栄えあるスープ登場回数第一位、鶏がらスープに溶き卵とたっぷりのすりおろし生姜を入れたものです。片栗粉や葛で少しとろみをつければ冷めにくく、おなかがじんわりと温まり、ほっと安心できる定番スープです。春夏秋冬問わず、よく登場しています。

(生姜は加熱・非加熱や乾燥などで温め効果が異なるようですが、そこはざっくり&おいしくいただくことが大事かな、と思っています)

ほか、根菜類では大根、にんじん、ごぼう、れんこん、じゃがいも、さつまいも。

きのこ類ではしいたけ、しめじ、えのき、ぶなしめじ、エリンギなど。豆類も大豆や小豆、黒豆などが身体を温める食材といわれています

大根や人参、ごぼうやれんこん、しいたけを入れた豚汁なんて最強の温めメニューかもしれませんね(味噌も大豆から作られているので)。

 

温める食材があれば、反対に冷やす食材もあります。

体を冷やす食材の代表格は「トマト」「キュウリ」でしょうか。

レタス、ナス、白菜、キャベツやワカメ、昆布、海苔、牛乳、ヨーグルト、チーズ、ジュースやアイスも冷やす食材といわれています。

冷えに悩んでいると、体を冷やす食材は「摂りたくない!」と考えてしまうこともありますが、体調や季節に合わせて、栄養価を考慮したり、温める食材と冷やす食材をバランス良く摂ることが大切だと思います。

残念ながら、わたしは温める食材といわれる「玄米」との相性があまりよくありません。

よく噛んで食べても、お腹がゴロゴロ....

食材の性質はあくまでも目安です。ご自身の体質や体調によって効果は異なるので相性や好みも大切にして選んでくださいね。

腹八分目がいい

日本の伝統的な健康習慣のひとつ「腹八分目」ですが、過食すると消化器官に負担がかかり、消化不良や胃もたれを引き起こす可能性があるとか!腹八分目にすることで消化がスムーズにおこなわれるといいます。

体重管理にも良い、と言われているのですが現時点では実感がありません....

以前にも書いた通り、食事はコンビニで済ませることもあるし、外食やラーメンも大好きです。ついつい食べ過ぎて後悔することもしばしば。どんなに大好きなメニューであっても、「もう少し食べれるかな、食べたいな」と感じる程度が腹八分目のサインとして受け取って、ごちそうさまができるといいですよね。

「12時だからお昼ごはんにする」「15時はおやつの時間」など時間で食事を摂るというより、おなかが空いたら食事を摂ることを意識しています。

空腹を感じることも体の声を聞くことのひとつだと思い、大切にしています。


やめたくてもやめられない食べもの

好きな食べものを聞かれたら、なにと答えますか?

わたしなら、コーヒーとチョコレート!

特にカフェインをたくさん摂取することはNGかもしれません。

それでも、食べたい・飲みたい気持ちも受け入れて「一日一杯だけ」「3粒まで」など自分で摂る量を決めています。

(一度コーヒー断ちにチャレンジしたところ、我慢するストレスに心が折れました)

年数回のジャンクフード、息抜きのコーヒーやチョコレートで気持ちが満たされれば、あとは半身浴で何とかする!何でも気の持ちようということで、半身浴で帳尻を合わせた気になっています。

 

「食べる」ということ

わたしは、大人になるまで「食べる」ということについて、深く考えたことがありませんでした。

それは、無農薬・減農薬の野菜を食べるような環境に育ち、意識せずとも口にしていたせいかもしれません。大人になって、生産者の顔が見える中で生活をしてきたことが当たり前ではないと自覚しました。

特に子どもをもってから、改めて「口にしたもので体が作られる」=「なにを食べるのか」ということに向き合ったとき、責任の重さに驚いたものです。

 

一時期、子どもに母乳を与えることが恐怖となり、授乳することができなくなったこともあります。その後も食事を作ることから逃げ出したいと思ったのは一度や二度ではありません。

今では、できる範囲の中で体がよろこぶようにおいしく食事を作り、食事の時間を楽しく過ごすことを大切にしています。そして、どんな食事のときにも「いただきます」に気持ちを込めていただいています。


今でも、読むものによって温める食材と冷やす食材が異なる場合もあって、どの情報が正しいのか悩むことも。そんなときこそ、頭でっかちにならずにいろいろなものをいただきます。

これからも、食事だけでなく、冷えとり健康法や半身浴を組み合わせて、楽しみながら冷えの解消に取り組んでいけたらいいな、と思っています。

「食べる」ことを「楽しむ」こと、忘れずに!

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