こんにちは、くらしきぬの佐藤です。
初夏の季節、いかがお過ごしでしょうか?
このたび、くらしきぬでは登山部を発足しました!今回は、登山部発足に至るまでの背景、記念すべき初回の活動報告、そこから生まれた新商品をご紹介させていただきます。
アウトドア靴下がほしい!
話は数ヶ月前に遡ります。お客様とお話しする中で、私たちはあることに気づきました。
くらしきぬのお客様には、自然と触れ合う時間を大切にされている方が、なんと多いことか・・・!
休日、日々の喧騒から逃れるために近くの山に出かけるとき。肌触りが良くて、蒸れにくくて、胸がキュンと高鳴る靴下があったならー。
そんな理想の詰まった靴下を履いて、山に登りたい!
ワクワクする妄想が広がって、私たちはくらしきぬでアウトドア仕様の靴下を開発することにしました。
まずこだわったのは、素材の組み合わせです。
“天然のエアコン”とも呼ばれる「ウール」は、湿気をよく吸収し外に逃がす特性で、蒸れや汗冷えを防いでくれます。そこに、やさしい肌触りの「コットン」を加え、ふんわりとした履き心地と汗を吸い取る安心感をプラス。さらに、耐久性を高めるために化学繊維の力も借りました。
開発長である「ダッシー」がさっそく工場の職人さんたちと相談し、アウトドアソックスのサンプルが完成しました!
うう、早く山に出かけたい・・・!

※サンプル段階では4色展開。ここから意見を募って、本製品のカラーを絞っていきます。
作ったからには、私たちが実際に履いて、山を登ってみないことには始まりません。
できたてほかほかの靴下サンプルを履いて、近くの山を目指した、くらしきぬ一行なのでした。
目指すは、瀬戸内海を見下ろす王子が岳
私たちが暮らす岡山は、街も海も山も贅沢に揃った、いいとこどりのまち。
今回は記念すべき登山部初回の活動ということで、まずは高すぎない登山から・・と瀬戸内海に面する「王子が岳(おうじがたけ)」に登ることに。標高は234mです。

王子が岳について簡単にご紹介すると、ここは頂上から瀬戸内海を見渡せる絶景スポットとして知られています。
いくつもの巨大な岩が不思議なバランスで積み重なる姿は、何度見ても宇宙の不思議や地球の神秘を感じてしまいます。
個性あふれる登山部部員を紹介!
くらしきぬのメンバーは総じて「自然」と向き合う時間を大切にしているものの、日常的に登山をするメンバーはおらず…各々、急ごしらえの登山ファッションに身を包んでの登場です。
では、向かって右からご紹介しますね。

開発長「ダッシー」は、くらしきぬのファッションリーダー!(そう呼ぶと毎回戸惑っていますが、シャツインシャツを華麗に着こなせる人です)。そのまま街に繰り出せそうなコーディネートで登場。
WEBマーケ担当「ニシ」は、噛めば噛むほどおもしろいするめガール。かわいらしいサロペットにブラウスを合わせて、今日もSO CUTEです。
PR担当「ぶん」は、「趣味の欄にマラソンを加えたい」と毎年言い続けている素人ランナー。ランニング装備のままで来ちゃいました。
デザイナー「タカ」は、くらしきぬイチ自然と触れ合う暮らしを送り、いつもいい香りがします。畑仕事が日課ということで、いつもの農作業スタイルで参上です。
この日は土と風の植物園 店主「エースちゃん」と、マーケター「カク」も一緒です。
いざ、出発!
それでは、王子が岳の大自然におじゃまします。
出発する私たちの目の前に立ちはだかるのは、階段、階段、階段!
この道を切り拓き、一歩一歩の道しるべを作ってくださった方がいたことを実感します。

出発して早々、ニシはなんだか強そうな杖を手に入れた(好きな作品は『ハリー・ポッター』)。

ボトムスの裾からちらりと覗く靴下が素敵・・!

みんなの状況を確認し、こまめに水分補給を促すダッシー。
周囲を気遣いながらも、軽快な足取りで進むダッシーと魔法使いニシ。
その一方で、明らかに序盤からバテ気味のメンバーも。
カク「ちょっと待って!もっとゆっくり行こうぜ! 20代は速すぎるよ…」
※落ち着きのあるダッシ―とニシのふたりが唯一の20代です。
ぶん「わたし、普段ふたりと同い年だと思って接してるんですけどっ(ゼエハア)」
エースちゃん「わかるっ(ゼエハア)」
ぶん「こうして山を登ると、体力の差を実感しますね……」
エースちゃんは、さすが「土と風の植物園」の店主。
歩きながら「ゼンマイがいる!」「サンキライだ!」「ヤシャブシだ!」と、道中で出会う植物に目を輝かせていました。

健気に、ささやかに咲く野花がとっても可憐。
息が切れながらも、ふと目に入る野花に癒されます。

タカ「いつか薬草ツアーをしたいな」
エースちゃん「やりたい!」
植物に詳しいエースちゃんとタカのおかげで、「この植物なんだろう?」に即答してもらえる、なんとも贅沢な山登り。
道中では、虫同士の攻防を何度か目の当たりにし、命の循環に思いを巡らせたり。


貴重な下り坂では歓喜の声が上がるかと思いきや…「もったいない!」「もったいない!」という嘆きが飛び交いました。
たしかに頂上を目指しているのに一度下るのは、なんだかちょっぴり損した気分がします。
山登りがよく人生に例えられるのは、こういうことか……。
せっかくなら、どんな道でも楽しみを見つけたい!
まだ1時間も歩いていないのに、登山のことがちょっとわかった気になりながら、「急がば回れ」の精神で着実に歩みを進めます。
ときどき麓に目をやると、穏やかな瀬戸内海が広がっていて、あまりにも美しい景色が心に染み入ります。

ランチタイムでは、各々おにぎりやサンドイッチを持参。大自然の中で仲間と食べるご飯は、やっぱり格別です。
休憩中、雛人形みたいなニシとタカ。

疲れているはずなのに、カメラを向けられると自然と「へっちゃらだぜ!」という笑顔になっちゃうから不思議です。
ついに頂上へ到着!
何度も休憩をはさみながら、ゆっくりゆっくり歩みを進めること2時間弱。
ついに頂上へ到着しました!
何度訪れても、王子が岳から見渡す絶景には感動してしまいます。

「ふえ~!疲れた~!!!」と座り込んで足元に目をやると、アウトドアソックスのカラーリングにときめいたり。


この日は風が少なく、いくつものパラグライダーが気持ちよさそうに飛んでいて、賑やかな空でした。

頂上では、国内外からお客さんが集う人気のカフェ「belk」でひと休み。
休憩中にあれよあれよと雲行きが怪しくなり、帰りは急ぎ足で駆け下りて、あっという間に帰ってきました。
気になる靴下の履き心地は…?
ゴール地点で、ぐでーんと伸びていたカク。

ぶん「そういえば、靴下!!! 靴下の履き心地は?!」
ニシ「あれ? 足元が全然ベタついてません。」
エースちゃん「たしかに! こんなに歩いたのに蒸れてない! あと、足の裏がパイル生地だから疲れにくい気がする。」
ダッシー「やっぱり登山っていいですねぇ…。」
全員「うん、いいね。」
心地よい疲労感に包まれながら、「登山っていいね」と何度も繰り返し、家路につきました。
登山部初回の活動、お疲れ様でした!!
アウトドア靴下、ついに発売します
さて、この日の登山で私たちが試したアウトドア靴下が、いよいよ発売となります!
カラーは話し合いの結果、「テラコッタブラウン」と「サンドオリーブ」の2色展開に。
テラコッタのベースにブラウンのラインが入ったものと、ベージュのベースにグリーンのラインが入った2色です。

アウトドアシーンではもちろん、普段のコーディネートのアクセントにも。
2サイズ展開なので、大切な人とお揃いで履くのもおすすめですよ。
最後に着用して実感した特長を3つにまとめてご紹介させてください。
① 汗をかいても、蒸れ知らずの快適さ
吸湿・放湿性に優れたウールと、吸水性が高くやさしい肌あたりのコットンたっぷりだから心地いい。汗をたくさんかいたはずなのに、下山後さらさらな足元にびっくりしました。
② パイルのクッションが心地よい
汗をかきやすい足裏は、ふかふかのパイル編みに。クッション性があるからか、なんだか足元が疲れにくいような気がしました。
③ ガシガシ使える耐久性
生地にポリエステルやナイロン、ポリウレタンが含まれるので、ガシガシ履ける安心感があります。お洗濯もらくちんなのが嬉しい!
キャンプやトレッキング、気持ちのいい日のお散歩に。 この靴下が、あなたの忘れられない夏の思い出に寄り添う一足になりますように。
