【えびこの冷えとりノート Vol.6】妊活と冷えとりと日常は地続きにある

「えびこの冷えとりノート」は、元くらしきぬスタッフで冷えとり歴16年のえびこが実体験と共に綴る、冷えとりのあれこれ。

Vol.6では、「妊活と冷えとり」についてご紹介します。

 

妊活ってなんでしょう

「婚活」「保活」「就活」などのさまざまな「○○活」という言葉をいろいろなところで耳にするようになりました。「妊活」もその中のひとつ。いつの間にか身の回りに浸透しています。妊活とは妊娠するための活動、「妊娠を望む人が、赤ちゃんを授かるための行動」を意味する言葉のようです。


実は「妊活」というキーワードからくらしきぬを知ってくださった方がたくさんいらっしゃいます。わたしがくらしきぬで働いていた当時も、「妊活をきっかけに冷えとりを知りました」「妊活の一環で冷えとりを始めました」というお声をたくさんいただきました。

 

「冷えとりのおかげで妊娠しました!」というメッセージも何度かいただきましたが、冷えとりだけでなくさまざまな因子が重なって、待望の結果につながったこと。他のスタッフたちと一緒に喜んだことがついこの間のことのようです。


冷えは大敵

「妊活中だから」ではなく、冷えは万人にとっての敵。冷えは健康にさまざまな影響を与えます。

例えば、冷えが子宮周辺の血行を悪化させ、これにより、卵巣や子宮の機能が低下し、妊娠しにくくなる可能性も考えられます。それだけでなく、免疫機能を低下させることもあります。

ひと昔前であれば、「生理があるから妊娠できるはず」「結婚すれば自然に授かるもの」などの認識もありましたが、実情とはかけ離れているのではないでしょうか。「妊活」という言葉がメジャーになったことを考えれば納得です。


妊活中の女性から寄せられたお声の中に、「体温が35度台だから体温を上げたい」など、体温の低さに悩んでいるものが多くありました。妊活を始めて基礎体温を測るようになる方も多いのではないでしょうか。実は、平熱が低いことで生理周期が乱れたり、生理不順、排卵障害が起こり、妊娠の可能性が低くなる可能性があります。


また妊活を始めてみて、「自分の下腹部の冷たさに驚いた」という方も。手や足先の冷えは気が付きやすいですが、お腹が冷えていることは無自覚の方が多いかもしれません。

妊活で初めてくらしきぬのアイテムをお試しされる方におすすめしていたのは「はらぱん」です。冷たくなりがちな下腹部をふんわり包み込み、温めてくれる優秀なアイテムです。

できることをやってみる

妊活のゴールはもちろん妊娠ですが、そこに至るまでにはさまざまな進め方があり、人それぞれに条件も異なります。また、妊娠すれば出産、出産すれば子育てが待っています。

だからこそ、今いる場所・ステージに合わせてできることを積み重ねていく。シンプルだからこそ、むずかしいかもしれません。

体温を上げるには、一足飛びできる近道はなく、積み重ねです。靴下を履く、半身浴をする、食べ過ぎない、冷たい食べものや飲みものを摂りすぎない、運動をする...など冷えとりの習慣を、地道に。自分のステージに合わせて、自分に必要なもの・合ったものを選んで実践して、できることをやっていくのみなのかもしれません。


こころとつながる

わたしには、子どもが三人います。

「子どもが欲しいけれど妊娠しない」と悩んだ期間は3年弱、三人目のときです。そんなに長くはありません。それでも、周囲から聞こえる「妊娠しました」の声が羨ましくて羨ましくて。上にはすでに子どもがふたりいたので、「子どもがいない」わけではありません。それでも心の中にはドロドロとしたものが澱のように溜まっていきました。

結果として妊娠が叶いましたが、あのときの自分を思い出すと、言葉にできない気持ちでいっぱいになって、そっと抱きしめにいきたいと今でも思っています。


以前も書きましたが、心と体はつながっていて、心には満ち欠けがあります

欠けることが悪いことでなく、欠けた後は満ちるだけ。そのことを意識して過ごしていくことが大事です。

満月も三日月も同じお月様、美しさも変わりません。


冷えとりはすべての問題を解決をしてくれるわけではありません。それでも、体と心にある不調のいくつかを解決したり軽減してくれます。皆さんにとって、冷えとりがすこやかな暮らしを後押ししてくれるように願っています。

 

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