妊娠中の冷え対策|お腹の張りやつわりを和らげる安心の温活習慣

妊娠中、お母さんとお腹の赤ちゃんの無事な成長のために、毎日の生活で気をつけたいことはたくさんありますよね。
その中でも、特に意識して対策したいのが「冷え」です。

昔から「妊婦さんに冷えは大敵」と言われますが、冷えが引き起こす影響の種類は多く、時には妊娠中のトラブルにつながりかねません。
今回は、なるべく避けたい妊娠中の「冷え」について、その原因と身体やお産に与える影響、そこで健やかに過ごすための温活のヒントを紹介します。

お腹を優しく触る妊婦さん

なぜ?妊婦さんが無自覚に冷えやすい4つの原因

そもそも女性は、大切な子宮や卵巣が骨盤内に集まっているため血液の巡りが滞りやすく、男性に比べて冷えやすい体質を持っています。さらに妊娠中は、特有の理由から驚くほど冷えが進行しやすい状態にあります。

1. 女性ホルモンや自律神経の乱れ(ストレス)

妊娠中はつわりによる体調不良や、日ごとに大きくなるお腹による制限など、普段とは違う環境からストレスを非常に感じやすくなります。
ストレスは血流の巡りを整える自律神経にとって大敵。なるべくストレスを溜めないよう自分自身で気分転換を図ることはもちろん、周囲に優しく助けを求めることも大切な温活のひとつです。

2. 大きなお腹を支える「姿勢の変化」

お腹が大きくなるにつれて体の重心が変わり、大きなお腹を支えようとしたり腰痛をかばったりすることで、どうしてもお腹を前に突き出すような姿勢になりがちです。
この姿勢のゆがみが骨盤まわりを圧迫し、もともと巡りが弱い下半身の血行不良を招いて、足元を簡単に冷やしてしまいます。

3. 運動不足による「筋肉量の低下」

体調の波が激しい妊娠中は、どうしても運動不足になりがちです。筋肉量が低下すると、筋肉を動かすことによる発熱量や、血液を上に押し上げるポンプの力が下がるため、冷えが加速します。
妊娠中の過度な運動は禁物ですが、そんな時こそ積極的に温めてほしいのが「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎです。すねやふくらはぎを触ったときにひんやりしていたら、冷たい血液が全身に巡っている可能性が大。脚元をカバーして温かい血液を巡らせましょう。

4. 上半身のほてりによる「エアコンのかけすぎ・薄着」

妊娠中に夏を迎えると、「暑くて暑くて仕方がない!」という方が増えます。これはホルモンの変化で発汗や動悸が起こったり、脂肪量が増えたりすることによる上半身のほてりが原因です。
しかし、お腹や足先を触ると実はひんやり冷たい、というケースが多々あります。上半身と下半身の温度差が大きくなるのは、冷えが進んでいる証拠。暑くてエアコンをかけるときは、「頭寒足熱(上半身は涼しく、下半身は温かく)」を心がけ、薄着のときもお腹と足元だけはしっかりと保護してあげましょう。

妊婦さんを冷えから守るマタニティはらぱん

見逃さないで!冷えが妊婦さんの身体に与える影響

体の冷えは、妊婦さんの日常を脅かすさまざまな不調の引き金になり、時には深刻化することもあります。

● 初期つわりの悪化:身体が冷えて胃腸の働きが弱まると、吐き気やムカムカがひどくなり、人によっては食事が全くとれなくなるほどつわりが悪化することがあります。
● お腹の張り・切迫早産のリスク:冷えによって子宮の筋肉がキュッと収縮しやすくなり、お腹の張りを頻繁に感じるようになります。これは切迫早産の懸念にもつながるため注意が必要です。
● 便秘や腰痛、足のつり:骨盤まわりの血流不足は、頑固な便秘や慢性的な腰痛を招きます。また、下半身の冷えは夜中の「こむら返り(足がつる)」を引き起こす大きな原因です。

ただでさえ体調の変化で不安になりやすい妊娠中。お母さん自身の身体を快適に保つためにも、できることから始めて一つずつトラブルを改善していきましょう。

お腹の赤ちゃんや出産・産後への深刻なリスク

妊娠中の冷えは、お母さんだけでなく、お腹の赤ちゃんの環境やこれからの出産・産後にも大きく関わってきます。

1. 赤ちゃんの「逆子リスク」が上がる

東洋医学では、胎内(子宮)が冷えていると、赤ちゃんは少しでも温かい場所(お母さんの心臓に近い上側)を探して頭を上に向けてしまうと言われており、これが逆子のリスクを上げる一因とされています。逆子が気になって逆子体操やお灸をされている方は、まずは「下半身の冷えをとる」ことも同時に試してみてください。

2. 赤ちゃんへの栄養供給不足

赤ちゃんは、栄養や酸素のすべてをへそが繋がった胎盤とへとしての緒から受け取っています。お母さんの血流が悪いと、赤ちゃんに十分な栄養が送られにくくなってしまいます。早産や流産のリスクを減らすためにも、妊娠中の冷え対策は欠かせません。

3. 出産時の「難産リスク」と「母乳」への影響

身体が冷えて産道まわりの筋肉が硬くなると、陣痛が微弱になることがあります。強い陣痛によって子宮口が広がりお産は進みますが、陣痛が弱いとお産が進みにくく時間がかかり、難産になってしまうことも。
さらに、産後の大切な母乳は「ママの血液」から作られます。ママの身体が冷えて血液の巡りが悪いと、母乳の出が悪くなったり、冷たい母乳になって赤ちゃんの消化に影響が出たりすることがあります。

妊娠中のトラブルから身を守る「冷えとり習慣」は強い味方

お腹の赤ちゃんの無事を願う笑顔の妊婦さん

実は、冷えとりを実践されている妊婦さんの間では、「安産だった」「つわりが軽くなった」という幸せな体験談が寄せられています。
免疫力が下がり、体調を崩しやすい妊娠中だからこそ、自分自身の身体をうんと労って過ごしてあげましょう。

特別なことをする必要はありません。ぬるめのお湯で「半身浴」や「足湯」を行い、食事は身体を温める食材を意識して「腹八分目」を心がけること。
そして、大きなお腹やお尻まわりを締め付けずに優しく保温してくれる、シルクやウールなどの天然繊維の靴下、はらぱん、マタニティインナーを身に着けること。妊娠中に気をつけたい大切なことの答えが、冷えとりにはたくさん詰まっています。

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まとめ

これから出会う大切な赤ちゃんとの、かけがえのない時間。
笑顔で出産を迎え、その後の育児を健やかに楽しむためにも、まずは足元とお腹周りを温める「優しい温活習慣」から始めてみませんか?

頑張りすぎず、心地よいと感じる方法で身体を労ってあげることが、お腹の赤ちゃんを何より優しく守ることに繋がります。くらしきぬの天然繊維アイテムが、あなたと赤ちゃんの温かい毎日の支えになれば幸いです。

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